綺麗な字が書けると人前でも自分の字に自信が持てるほか、恥ずかしい思いをしなくて済む、そう思ったことはありませんか?
字を習いたいけれど、書道であればなかなか筆も使いにくいし、気軽に綺麗な字が書きたいため、ボールペン字講座を始めてみたいという人も少なくありません。
新聞の折り込みを見てもイマイチどの講座が良いのか分からない人におすすめの、失敗しない選び方と各社の特徴を比較してご紹介しましょう。
こちらを参考にして自分に合う講座を見つけてみましょう。
目次(クリックで移動)
ボールペン字講座比較表
まずはそれぞれのボールペン字講座の特徴がひと目でわかるよう、表にまとめました。
表は横にスライドできるので、自分に合ったボールペン字講座を見つける際の参考にしていただければ幸いです。
会社名 | がくぶん | たのまな | ユーキャン | 日本マンパワー | 東京書道教育会 | 四谷学院 | パイロット | キャリカレ | NHK学園 |
講座名 | 日ペンのボールペン習字講座 | 新・実用ボールペン字講座 | 実用ボールペン字講座 | ペン字マスターコース | やさしいペン字講座 基本編 | 硬筆書写技能検定対策講座 | ペン習字通信講座 | ペン字・ボールペン字通信講座 | 基礎からのボールペン字 DVDありコース |
教材イメージ | |||||||||
受講期間 | 6ヶ月 | 6ヶ月 (6ヶ月間延長可) |
6ヶ月 (6ヶ月間延長可) |
3ヶ月 | 6ヶ月 | 6ヶ月 (6ヶ月延長可) |
12ヶ月 | 6ヶ月 (約17ヶ月延長可) |
6ヶ月 (3ヶ月延長可) |
受講費用 | 29,800円(税込) | 28,500円(税込) | 31,000円(税込) | 12,100円(税込) | 32,780円(税込) | 14,800円(税込) | 13,200円(税込) | 28,600円(税込) | 24,000円(税込) |
添削回数 | 12回 | 12回 | 10回 | 3回 | 6回 | 11回 | 12回 | 6回 | 6回 |
対応資格 | 硬筆書写検定1級 硬筆書道教師 教室書道師範 |
なし | なし | 硬筆書写検定3級 | 硬筆書写検定5級 | 硬筆書写検定2級 | 硬筆書写検定1級 | 硬筆書写検定3級 | なし |
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おすすめボールペン字講座のランキングは下で詳しくまとめています。
ボールペン字の資格ってあるの?
ボールペン字のみに限定した資格はありませんが、硬筆書写技能検定(旧ペン字検定)という資格があります。
この資格ではボールペンに限らず筆ペンや万年筆などの筆記用具を使ってきれいに字を書くスキルを指しています。
聞きなれない方もいるかもしれませんが、
- 平成28年度の受験者数66,749人
- 累計受験者数約10,000,000人
という人気の資格となっています。
ボールペン字の資格を取得するメリット
硬筆書写技能検定は民間資格となっているので、取得していれば履歴書の資格欄に書くことができます。
その場合、
〇年第〇回文部科学省後援硬筆・毛筆書写技能検定〇級合格
という書き方が推奨されており、絶対数が少ない資格になるので、企業にアピールすることができます。
また、資格があれば普段パソコンの活字でしか連絡をしない人であっても、きれいな字が書けるということで注目されます。
企業間での御礼状や案内状といった手書きをすると好感度が持てるものを任せてもらえる可能性がありますし、実戦で使えるスキルとして重宝されることもあります。
ボールペン字の資格取得の流れ
硬筆書写技能検定を取得する流れは以下の通り。
- 硬筆書写技能検定に申し込む
- 受験料を振り込む
- 試験を受ける
- 約2週間ほどで合否が判明
硬筆書写技能検定に申し込む
硬筆書写技能検定は「一般財団法人日本書写技能検定協会」のホームページからインターネットで申し込むことができます。
申し込み期限は試験日の1ヶ月前までなので、それまでに申し込みを済ませましょう。
受験料を振り込む
インターネットで申し込み後、振り込み用紙が届くので、それに従い受験料を振り込みます。
受験料は、以下の通り。
硬筆書写技能検定 | 受験料 |
6級 | 900円 |
5級 | 1,200円 |
4級 | 1,500円 |
3級 | 2,500円 |
準2級 | 3,000円 |
2級 | 3,500円 |
準1級 | 5,000円 |
1級 | 6,500円 |
半数以上が3級を受験するそうなので、そこを基準にどの級を受けるか考えてもらえたらと思います。
支払いが完了したら試験の6日前までに受験票が届きます。
受験票は試験当日必要になるので、必ず確認しておきましょう。
試験を受ける
試験会場は全国各地にあるので、当日は遅れないよう近くの会場へ向かってください。
合否通知
試験後約2週間ほどで合否通知が届きます。
合格していれば晴れて資格取得ということになりますね。
ボールペン字の資格取得には通信講座がおすすめ
硬筆書写技能検定に合格するためには美しい文字をバランスよく書くスキルが求められるので、ボールペン字講座を受講して正しく美しい字の書き方を学ぶのが早いです。
特に、通信講座の方がメリットが多くおすすめです。
- 自宅で勉強できる
- 自分のペースで学べる
- オフラインの教室・スクールに比べて料金が安い
最大のメリットは、自宅でできること。
2020年現在、新型コロナウイルス感染症が世間を騒がせていることから、仕事でもテレワークが中心となっています。
自宅だからこそ自分のペースで資格の勉強ができることもメリットと言えるでしょう。
また、オンラインなので土地代がかからず人件費も抑えられるため、オフラインの教室やスクールよりも料金が安く済みます。
ボールペン字講座の選び方
いくつもあるボールペン字講座。
どれがおすすめなのか、口コミを見ただけでは自分に合った講座は選べません。
自分に合う講座の選び方3つを理解しておきましょう。
自分が真似たい字かどうかをチェック
自分が好きだと直感で選んだ字の講座を選ぶようにしましょう。
「この字を真似したい!」
「こんな字が書けたらなぁ・・」
そう思う字ってありませんか?
私の場合は書道を始めた時に、「こんな字が書けたら自信になる!」という作品に出会ったことがあります。
「目標」があれば「頑張ろう!」と思えるもの。
そうでなければなかなか続けられないこともあります。
添削は丁寧かどうか
添削者が受講者に寄り添った添削をしてくれる講座を選ぶことが大切です。
字が丁寧なのは、ボールペン字講座を受講するなら当たり前のことで、もちろん添削者の字も丁寧に書かれています。
しかし、その内容が投げやりであったり、否定的なコメントが付けられていたり、またあまりアドバイスになるようなコメントを付けて貰えなかった場合。
このように向上心が持てないような添削の仕方であれば、今後続けていても上達しないどころか続ける自信も持てなくなってしまう恐れがありますよね。
やはり、続けるからには上達できるように、次も頑張りたいと思えるような添削でなければなりません。
引き続き同じ手本で学べるかどうか
受講課程が修了したとしても、その後で引き続き同じ手本で学び続けられるかも大きなポイントになります。
例えば、「修了証書」を貰ったとしても、それはあなたが納得した上での修了でない場合もありますよね?
そのような場合には、もっと続けて練習して上達したいと思うはず。
一度終わらせた教材を再度学びなおしたり、また時には同じ会派の発行している教材を使ったりと通信講座のステップアップができるような講座もおすすめです。
資格取得におすすめのボールペン字講座ランキング
上記で挙げた期間・費用・添削回数・対応資格に注目して、資格取得におすすめのボールペン字講座をランキングにまとめたので、参考にしていただけると幸いです。
1位:がくぶん「日ペンのボールペン習字講座」
85年以上の歴史があり、これまで100万人を超える人が受講している講座です。
テレビでも紹介されたことがあり、その信頼度は折り紙つき。
1回20分と手軽なのも人気の理由です。
受講期間 | 6ヶ月 |
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受講費用 | 29,800円(税込) |
添削回数 | 12回 |
対応資格 | 硬筆書写技能検定1級 日ペン認定の硬筆書道教師・教室師範 |
良い口コミ | DVDがあってわかりやすい |
悪い口コミ | テキストが地味 |
今回ご紹介する中で唯一硬筆書写技能検定1級まで対応した通信講座となっており、合格者も多数輩出しています。
さらに、日ペンが認定する「硬筆書道教師」と「教室書道師範」の資格取得も目指せるので、資格取得を重視する方におすすめの講座となっています。
2位:日本マンパワー「ペン字マスターコース」
企業向け教育・研修などを行う「日本マンパワー」の通信講座です。
1日30分で上達できるカリキュラムで、硬筆書写検定(ペン字検定)3級に対応!
受講期間が短い分、受講料も安いのが特徴です。
受講期間 | 3ヶ月 |
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受講費用 | 12,100円(税込) |
添削回数 | 3回 |
対応資格 | 硬筆書写技能検定3級 |
良い口コミ | 費用が安く短期間で修了できる |
悪い口コミ | 添削回数や教材が少ない |
あまり見かけない講座ですが、受講期間が3ヶ月と短いため、早く資格を取りたいから選ぶ人もいらっしゃるようです。
3つのボールペン字講座の中では最も安く短期間で修了できるため、短期集中型で資格を狙いに行く人や、ある程度書道の心得のある人におすすめです。
3位:東京書道教育会「やさしいペン字講座 基本編」
大正7年、ペン字・書道の民間初の通信教育団体として発足した「東京書道教育会」の通信講座です。
書写技能検定協会に携わる先生が多く在籍されているのが特徴で、基本編では硬筆書写検定(ペン字検定)5級まで対応しています。
受講期間 | 6ヶ月 |
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受講費用 | 32,780円(税込) |
添削回数 | 6回 |
対応資格 | 硬筆書写技能検定5級 |
良い口コミ | 専用のボールペンを使うことでクセが矯正できた |
悪い口コミ | 添削の返却が遅いことが多い |
添削回数がほどほどにあり、基本から学べるので初心者の方におすすめ。
がくぶんと比較すると受講費用が高いため、その分期待する人も少なくないようですが、急いで提出して早く添削してもらいたい人にとっては添削の返却が遅いという口コミはデメリットと言えますね。