登録販売者の正社員の年収・パートの給料はどれぐらい？

登録販売者は受験資格もなく比較的取りやすいこともあり、年々受験者が増えている人気資格です。

子育て中の私も子供が手を離れた後、仕事を探す際に有利になればと思い資格を取得しました。

そろそろ仕事を始めようかなと思って求人サイトはチェックしているのですが、改めて

と疑問に思いいろいろ調べてみました。

資格取得を目指す方の参考になればと思います。

登録販売者の給料はどれぐらい？

• 厚生労働省の賃金構造基本統計調査の職種別賃金額
• 求人サイト「求人ボックス」の給料ナビの情報

によると、正社員の年収・パートの時給の目安は以下の通り。

	正社員(年収)	パート(時給)
販売店員	301万円	921円
登録販売者	316万円	914円

正社員の平均年収

登録販売者の正社員での平均年収はおおよそ300万円です。

求人情報を調べても月収19～22万円＋資格手当（1万円程度）＋賞与の金額での募集をよく目にします。

実務経験があれば店長候補としての募集がありもう少し好条件（年収450万円以上）での募集があります。

また、ステップアップして店長やエリアマネージャーなどになれば500万円以上の年収を得ることもできます。

パートの平均時給

平均時給は920円ほどですが、パートの賃金に関しては地域差があります。

登録販売者で求人サイトを調べると、働く地域の標準的な時給+50～100円での募集が多いようです。

また管理者としての採用では資格手当がつくこともあります。

登録販売者資格は実務経験を積むことによって時給をアップすることができる資格といえるでしょう。

ホームセンターやコンビニなど比較的新しく薬の販売をはじめた業種は、登録販売者のニーズが多く時給が高い傾向にあります。

登録販売者の求人件数はどれぐらい？

	正社員	パート
ハローワーク	2,265件	1,564件
求人サイト	59,012件	36,505件

ハローワークの求人検索で登録販売者の求人を検索すると全国で3,810件ありました。

東京都に絞って調べると正社員は64件、パートで16件でした。

ハローワークの求人でもこんなにあるのですが、民間の求人サイト（求人ボックス）で検索すると数はもっと増え、全国で114,261件。

東京都だけでもパート・アルバイトは4,503件、正社員は9,684件もありました。

登録販売者になるには？

登録販売者になるためには、以下のステップを踏む必要があります。

登録販売者になるにはまず年に1回都道府県で実施される登録販売者試験に合格しなければなりません。

しかし試験に合格しただけでは登録販売者と名乗ることはできません。

合格後、勤務先のある都道府県に販売従事者登録をしなくてはいけないのです。

また、一人で売り場に立つには薬剤師や管理者資格を持った登録販売者の下での2年間の実務経験が必要です。

実務経験は合格前合格後どちらでもかまいませんので、もし試験前に必要な実務経験を積んでいれば登録販売者（管理者）として一人で売り場に立つことができます。

従事者登録をするには、正社員であれパートであれ就職先が決まっていないといけません。

合格前の勤務も実務経験にカウントされるので、事前に就職活動ををしておくのもいいかもしれませんね。

給料は高いとは言えないが資格を持っておいて損はなし

登録販売者としての正社員の平均年収はほかの業種と比べて決して高いとは言えません。

しかし転職の際、受験資格もなく比較的取りやすい登録販売者資格は持っていて無駄にはなりません。

またパートでは資格なしのスタッフよりは高時給を得られますし、有資格者として責任ある仕事を任せてもらえることも多いので、パートでやりがいのある仕事を求める人にはおすすめの資格といえるでしょう。

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