- ビジネス実務法務検定を取得したいんだけど…
- 通信講座は高いから自分で勉強したい
- 独学でも合格するためにはどうしたらいいの?
ビジネス実務法務検定は法律科目が試験範囲なので、法学初心者であれば特に勉強の仕方がわからず、困っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、通信講座や通学講座を受けるには費用がかかるので、できれば独学で合格したい。
私もそう思い、独学でビジネス実務法務検定3級を受験し、合格することができました。
その経験を活かし、この記事では、当時の勉強方法や勉強時間について紹介します。
目次(クリックで移動)
ビジネス実務法務検定3級は独学でも合格できます!
ビジネス実務法務検定3級は、法律実務の初歩的な内容から、もう少し先へ進んだ内容までがおおよその範囲です。
それに加えて合格率も約7割と高いので、独学でも十分合格ができる検定といえます。
実際に私もビジネス実務法務検定3級は独学で勉強し、一発で合格しました。
ビジネス実務法務検定3級を受験したとき私は大学の法学部に在籍していたのですが、3級の試験範囲や難易度から考えると、きっと法学に触れたことのない初心者だったとしても独学で合格できたのではないかと思います。
現在、ビジネス実務法務検定3級を受験するにあたって、何らかの講座を受講しなくてはと焦っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし上述のように、ビジネス実務法務検定3級はやる気さえあれば法律を初めて勉強する方でも十分合格できるレベルの検定なので、安心してくださいね。
ビジネス実務法務検定3級に独学で合格した勉強方法
私が独学でビジネス実務法務検定3級に合格した際の主な勉強方法は、
- あらかじめ勉強の計画を立てて勉強する
- スキマ時間を利用して勉強する
- 公式テキストを3回以上読み直して勉強する
- 分からないところは事例で理解する
の4つでした。
また、使った教材は基本的に公式テキストのみです。
以下では4つの勉強方法についてより具体的に説明していきます。
あらかじめ勉強の計画を立てて勉強する
私が勉強に使用した教材は基本的に公式テキストのみだったため、まずはテキストの目次を見て「何月何日までにどこの見出し(項目)まで進む」という計画を立て、見出しの横に予定の日付を書き込んで勉強をしていました。
そうすることで「今週は30ページまで勉強する」などの目標ができ、より計画的に勉強を進めていくことができたように思います。
この計画をあらかじめ立てておけば、試験が明日に迫っているのにまだ1度も触れていない範囲があるという事態を防ぐことができます。
スキマ時間を使って勉強する
私はわざわざビジネス実務法務検定の勉強をするための時間を確保していたわけではなく、スキマ時間に少しずつ勉強をしていました。
- 友人を待つ時間
- お風呂が沸くのを待つ時間
などのスキマ時間に公式テキストを読み進めていくほか、
- 髪を乾かしている時間
- 歯磨きをする時間
にも、片手に公式テキストを持って過ごしていました。
それでもその日の目標ページまで到達しそうにない場合は、寝る前に少し勉強の時間を取ったりすることもありましたが、基本的にはスキマ時間の勉強で十分でした。
寝る前に勉強していたときも、ベッドに横になって数ページ読み進めていくだけだった(法律の知識はすでにあったので基本的に書いて覚えるようなことはしていません)のでまったく苦にならなかったのを覚えています。
わずかのスキマ時間でもこまめに勉強していくと、積み重ねた時間はかなりの時間になるので、この勉強方法は、まとまった勉強時間が確保できない方におすすめの勉強方法です。
公式テキストを3周以上読んで勉強する
公式テキストを1回読んだだけではやはり忘れてしまう内容もあるので、私はテキストを3周以上読み直して勉強をすすめていました。
そのため、勉強の計画を立てた際にも公式テキストを3回は読み直せるように計画を立てました。
最初に勉強をするときに覚えにくいと感じた箇所には付箋をつけたり、赤線を引いて目立たせたりしておくと、読み直すときにはそれらを重点的に読み直して勉強すればいいので比較的容易に勉強することができます。
同じことを何度も反復して勉強するとそれだけ知識が頭に入りやすくなるので、反復学習は必ず行っていただきたい勉強方法といえます。
わからないところは事例で理解する
テキストだけではわかりにくい単語はネットで調べるなどして事例で理解するという方法も私が実際に行っていた勉強方法です。
私の場合は、当時法学部に在籍していたので授業で配られたレジュメ(教材プリント)などに書いてある事例・判例を読んで理解することも多くありました。
たとえ法学部に在籍していなくても、レジュメにあるような事例はインターネットで
「〇〇(単語) 事例」
と検索するとたくさん出てくるので、法学部所属でない方にもできる勉強方法です。
覚えにくい単語や、理解するのが難しい単語は、事例を読むと意外とすんなり理解できるので、ぜひ試してみてほしい方法といえます。
ビジネス実務法務検定3級合格までの勉強時間は1日20~40分
私がビジネス実務法務検定3級合格に向けて勉強した時間は、大体1日20~40分です。
試験日の約1ヶ月前から勉強をはじめたので、トータルだと10~20時間程度にはなると思います。
ほとんどが夜のスキマ時間に、1日20分ほどの勉強時間だったのですが、1日の目標ページまで公式テキストを進められなかった場合は40分ほどまで勉強する日もありました。
何度も言うようですが、私は当時法学部生で、ビジネス実務法務検定3級の内容はすでに学習済みだったため、この程度の勉強時間で良かったのだと思います。
初めて法律の勉強をするという人は1日数時間の勉強が必要かもしれませんし、法律の知識がある人は一切勉強しなくても合格できるかもしれません。
このように勉強時間は人それぞれですが、ビジネス実務法務検定3級程度であれば、そこまで膨大な時間をかけなくても十分に合格できると思うので、あまり気負うことなく自分のペースで勉強して大丈夫です。
ビジネス実務法務検定を独学で勉強するのに向いている人
上記でお話してきたことを踏まえた上で、ビジネス実務法務検定3級を独学で勉強するのに向いている人は、
- 法学に触れたことがある人
- 法律の勉強を楽しめる人
- 自分だけでもモチベーションを維持して勉強し続けられる人
などでしょう。
上記のような方は、
- 法律の考え方と勉強方法をある程度把握できていて効率よく勉強できる
- 積極的に勉強して、吸収が早い
- 合格への努力を惜しまず、コツコツと勉強できる
という方たちだと思うので、独学の勉強に向いているといえます。
ちなみに私は“法学に触れたことがある人”と“法律の勉強を楽しめる人”に当てはまります。
ビジネス実務法務検定を独学で勉強するのに向いていない人
一方で、ビジネス実務法務検定を独学で勉強するのに向いていない人は、
- 初めて法律を勉強する人
- 法律の勉強が苦痛に感じる人
- 1人でコツコツと勉強することが苦手な人
などでしょう。
特に、上記の全てに当てはまる方は独学での勉強は難しいかもしれません。
これらに当てはまる方は、通信講座などを受講して勉強するという選択肢も考えてみましょう。
初心者でも分かりやすく、面白い授業を、同志と励まし合いながら勉強できる講座もあります。
おすすめの通信講座はこちらのページにまとめていますので、是非あなたに合った講座を探してみてくださいね。
ビジネス実務法務検定2級は独学では難しいかも
ビジネス実務法務検定3級は、法律をまったく勉強したことのない初心者の方でも独学で合格できる可能性のある資格です。
法律の勉強を少しでもしたことがある方や、法学に興味がある方であればなおさら独学でも大丈夫でしょう。
しかし、ビジネス実務法務検定2級になると合格率もガクッと下がり、試験範囲も広くなるので、独学では難しい部分もあるかもしれません。
実際に法学部を卒業した私も、確実に2級を取得したければ講座の受講を視野に入れます。
したがって、もしも3級と2級を同時に受験したいのであれば、独学でなく通信講座などの受講を考えてみるのもおすすめです。