秘書検定

秘書検定は難しい?2級・3級の難易度と合格率

この記事の内容
  • 秘書検定の難易度・合格率
  • 秘書検定の試験概要
  • 秘書検定合格に必要な知識
この記事を書いた人
秘書検定

この記事では、秘書検定2級・3級の合格率をまとめています。

実際に私が秘書検定2級・3級に合格した際にどのような勉強を行ったかもご紹介していますので、受験を考えている方は是非ご覧ください。

秘書検定の難易度

難易度

秘書検定2級・3級の筆記試験は「理論」と「実技」に分かれており、合格基準は両方の分野にて60%以上の正解率となっています。

どちらかが60%に達しない場合は不合格となってしまうので、バランスよく得点する必要がありますね。

この2つの分野は以下の構成になっています

  • 理論:「必要とされる資質」「職務知識」「一般知識」
  • 実技:「マナー・接遇」「技能」

秘書検定の合格率

秘書検定 合格率

秘書検定2級・3級の直近4回の合格率は以下の通り。

2級 合格率
第119回(2019年11月) 48.9%
第118回(2019年6月) 70.4%
第117回(2019年2月) 47.9%
第116回(2018年11月) 55.6%
3級 合格率
第119回(2019年11月) 52.5%
第118回(2019年6月) 71.3%
第117回(2019年2月) 66.8%
第116回(2018年11月) 55.6%

受験者数は、第119回(2019年11月)の場合、

  • 2級25,629名に対し、合格者12,523名
  • 3級11,858名に対し、合格者6,220名

となっています。

過去の合格率を見ると、第118回は2級、3級ともに70%代と高めですね。

基本的には2級、3級どちらもおおむね50%前後で推移しています。

秘書検定2級・3級の試験概要

試験

秘書検定は公益財団法人実務技能検定協会が運営・実施している「ビジネス系検定」の一つで、文部科学省後援の民間資格です。

受験資格 誰でも受験が可能
試験日 2月・6月・11月(年3回)
試験時間 2級…130分
3級…120分
出題形式 選択問題(マークシート方式)と記述問題
全35問中31問(9割)は5肢択一の選択問題
4問(1割)は記述式問題

各級の概要は以下の通りです。

3級

基本的な職場常識を問われる級です。

上司が効率よく仕事を遂行するためには、秘書はどんなことに気を利かせる必要があるか、どのように対応すれば感じがよいと思ってもらえるかの基本部分を問う級になっています。

2級

3級より少し複雑な場面設定になります。

上司の身の回りのお世話や、手助けを適切に行うため、優先順位を考えることが必要になってきます。

感じのよさだけでなく、効率のよい仕事の仕方も問われる級になります。

秘書検定合格に必要な知識

登録販売者 テキスト おすすめ

秘書検定に合格するために求められる知識は、

  • 必要とされる資質…状況に応じた適切な気遣いができるよう備えるべき要件
  • 職務知識…様々な場面で臨機応変に対応できる秘書的な機能
  • 一般知識…社会常識、経営管理に関する知識
  • マナー・接遇…礼儀作法・社会常識を知り人間関係を円滑にする要件
  • 技能…文書管理、ファイリング、スケジュール管理、会議に関する知識

以上の5つの分野が必要となり、学習の範囲は多岐に渡ります。

したがって、勉強量も多く感じられるかもしれませんが、一般常識の問題などは、よく考えればわかることも多くありますので、あまり難しく考えずに挑戦することがおすすめです。

秘書検定試験の目指すものを理解しておくのも大切なことですね。

秘書検定は「人柄育成」を目指しています。

この「人柄」がよい、というのは「感じがよい」と相手に印象を与えられる人です。

「表情」「態度」「振る舞い」「言葉遣い」「話し方」などの要素によって相手に与える印象は大きく変わってきます。 

例えば、明るい表情、謙虚な態度、丁寧な言葉遣いなどは感じが良い印象を与えられるはずです。

この感じの良い印象というのは、秘書という職業だけではなく、社会に出て働く人なら誰もが備えておかなければならない基本的なマナーですね。

私が秘書検定に独学で合格するために行った勉強方法はこちらの記事でご紹介していますので、参考にしていただけますと幸いです。

秘書検定2級は独学で取れる?勉強時間と合格のポイント秘書検定2級は独学で取れる?秘書検定1級を取得した私が行った勉強方法・勉強時間と合格のポイントを具体的にご紹介しています。無駄なく秘書検定試験に合格したいという方は是非最後までご覧ください。...

確実に秘書検定合格を目指すなら通信講座がおすすめ

スーツ ポイント

私が独学で一番苦労した点は、学習のスタートを切るのに時間がかかったことです。

本屋さんに行くと、多くのテキストが販売されています。

テキストの他に過去問集や用語集も販売されており、どのテキストを購入したらよいか?どこまで購入したらよいのか困ってしまいます。

また、学習スケジュールも重要です。

総勉強時間は平均で50~60時間と言われていますが、きちんとスケジュールし学習を進めないと「理論」と「実技」がバランスよく学習できません。

そこで、おすすめしたいのが通信講座です。

通信講座のテキストは最新の出題傾向を分析し合格ノウハウが盛り込まれ、効率よく学習ができるように工夫されています。

送られた教材以外に購入するものはないので、自分で調べて購入する手間が省けますね。

添削課題や質問ができる講座もあり、独学では気がつかない自分自身の弱点や合格へのアドバイスが受けられ効果的な学習ができます。

また、受講開始から試験当日にむけて、学習スケジュールをしっかりとサポートしてくれる講座もあります。

通信講座での学習は、独学より効率的に安心して学習をスタートできるのでおすすめです。

おすすめの通信講座はこちらの記事でご紹介していますので、是非チェックしてみてください。

現役秘書が選ぶ秘書検定の通信講座おすすめ9選【2021年最新版】2021年最新版!秘書検定の資格取得におすすめの通信講座を現役秘書が大手9社を比較してランキング形式でまとめました。講座を選ぶポイントもご紹介していますので、この記事を読んでご自身に合った通信講座を見つけ、秘書検定試験合格を目指してください。...