- 登録販売者試験って難しいの?
- 都道府県別の合格率は?
- 合格するためのポイントを教えて!
「登録販売者」と聞くと国家資格で、薬の専門知識を問われるので難しい資格だと思っている方も多いと思います。
私もそうでしたし、以前は受験資格に1年の実務経験があったので自分には関係のない資格だと思っていました。
しかし平成27年に受験資格からその条件がなくなり、誰でも受験できる資格になったので、何か資格が欲しいと思っていた私は思い切ってチャレンジしてみることにしました。
でも受験に当たって気になったのが合格率です。
人気が出てきて年々難易度が上がっている、都道府県での難易度が違う、という話もよく耳にしました。
そこでこの記事では、合格率について年度別の全国平均と都道府県別の最新のものをまとめました。
登録販売者試験の受験を検討している方にぜひ参考にしていただければと思います。
登録販売者試験の難易度
登録販売者試験の始まった平成20年度からの合格率です。
平成20年度 | 64.5% |
---|---|
平成21年度 | 47.4% |
平成22年度 | 47.3% |
平成23年度 | 47.2% |
平成24年度 | 43.7% |
平成25年度 | 46.9% |
平成26年度 | 47.7% |
平成27年度 | 45.8% |
平成28年度 | 43.7% |
平成29年度 | 43.5% |
平成30年度 | 41.3% |
令和元年度 | 43.4% |
初年度を除いて、合格率はおおむね40~50%弱です。
平成27年には受験資格から実務経験がなくなったので単純に比べることはできませんが、合格率は年々下がってきています。
受験者数が増えてきたことも原因ですが、難易度も少しずつ上がってきているようです。
都道府県別の合格率
令和元年度の都道府県別の合格率です。
北海道 | 64.3% |
---|---|
岩手県 | 56.9% |
秋田県 | 57.0% |
福島県 | 59.2% |
青森県 | 61.0% |
宮城県 | 61.9% |
山形県 | 60.0% |
茨城県 | 35.5% |
群馬県 | 34.6% |
千葉県 | 24.8% |
神奈川県 | 28.2% |
栃木県 | 32.1% |
埼玉県 | 23.4% |
東京都 | 26.0% |
新潟県 | 35.8% |
石川県 | 37.1% |
山梨県 | 38.4% |
富山県 | 43.7% |
福井県 | 40.7% |
長野県 | 31.9% |
岐阜県 | 42.3% |
愛知県 | 48.4% |
静岡県 | 53.2% |
三重県 | 47.5% |
関西広域連合※ | 58.8% |
奈良県 | 57.5% |
鳥取県 | 29.6% |
岡山県 | 34.3% |
山口県 | 37.1% |
島根県 | 39.6% |
広島県 | 46.6% |
徳島県 | 58.8% |
愛媛県 | 34.0% |
香川県 | 31.7% |
高知県 | 25.0% |
福岡県 | 44.2% |
長崎県 | 48.2% |
大分県 | 46.2% |
鹿児島県 | 35.4% |
佐賀県 | 42.1% |
熊本県 | 40.9% |
宮崎県 | 39.3% |
沖縄県 | 30.9% |
※関西広域連合=滋賀県・大阪府・京都府・兵庫県・和歌山県・徳島県
登録販売者試験は国ではなく都道府県が実施しています。
すべて厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」をもとに作られていますが、こうしてみてみると上は北海道の64.3%、下は埼玉県の23.4%と都道府県によってかなり合格率に差が出ています。
- 北海道…64.3%
- 宮城県…61.9%
- 青森県…61.0%
- 埼玉県…23.4%
- 千葉県…24.8%
- 高知県…25.0%
受験者数や日程が違うので一概に合格率=難易度とは言えませんが、都道府県によって多少の難易度の差が出ているのではないでしょうか。
登録販売者試験は日程が違えば複数の地域で受験は可能です。
しかし合格率の高い地域にわざわざ試験を受けに行くということは難しいと思います。
合格率は違っても合格点は7割と決まっているので自分の受験する地域に合った受験対策と勉強をしましょう。
他の資格と比べて難易度は?
登録販売者と同じく受験資格のない国家資格で比べると、
- 公認会計士…約10%
- 宅建士…約15%
- 乙種危険物取扱者…約40%
こうして比べてみると登録販売者は比較的合格しやすい資格に思えます。
上記以外にも、FP技能士2級や簿記検定3級などが合格率40%程度です。
どいらも国家資格や公的資格ですが、多くの人が受験するメジャーな資格なので、持っている人も多いのではないでしょうか。
合格率が全国平均40~50%の登録販売者はしっかりと対策を取って勉強すればだれにでも十分合格を目指せる資格です。
登録販売者試験に合格するためのポイント
私が登録販売者試験に合格するために意識したポイントは以下の3つです。
- わかりやすいテキストを選ぶ
- 傾向と対策を分析して学習計画を立てる
- 過去問を解く
登録販売者は難しい資格ではありません。
すべてマークシート方式で120問中の7割(ただし科目ごとに足切りあり)、つまり84点取れれば必ず合格できます。
しっかり傾向と対策を分析して勉強すれば独学でも合格は可能です。
私も独学で資格取得をしましたが、聞きなれない成分名や効果、効能に苦戦して1年目は不合格になりました。
2年目に取得できましたが、結局無駄なお金や時間を使ってしまいました。
わかりやすいテキストを用意してくれて、傾向と対策、頻出の過去問まで教えてくれる通信講座を検討すべきだったと後悔しています。
登録販売者資格に興味を持った方は以下の記事でタイプ別におすすめの通信講座を比較しているので、自分に合った講座を見つけてくださいね。