- 登録販売者ってどんな仕事?
- 職場別の仕事内容は?
- どんな人が向いているの?
薬局ドラッグストア以外にも薬を扱う店舗がどんどん増えてきており、今後ますます活躍の場が増えてきそうな登録販売者。
興味がある方も多いと思いますが、職場によって仕事内容は様々です。
実際にどんな就職先があり、どんな仕事をするのか、登録販売者の資格を持つ私がまとめてみました。
目次(クリックで移動)
登録販売者の仕事内容
登録販売者とは、一般用医薬品の9割以上を占める「第2類医薬品」と「第3類医薬品」を販売することができる資格です。
- 薬に関するアドバイス
- 副作用や効果、効能の説明
など、薬を適切に使用してもらうための相談に対応することが主な仕事になります。
また直近5年以内で2年以上、累計1920時間以上の実務経験があれば、店舗管理者としての登録ができます。
職場によって仕事内容が異なるので、詳しくは以下をご覧ください。
ドラッグストア
登録販売者の就職先としてまず思い浮かべるのがドラックストアです。
求人もドラッグストアが最も多く、家の近くで働きたいという方にはぴったりかもしれません。
ドラックストアでは登録販売者としてお客様からの薬についての問い合わせに対応します。
また健康食品や化粧品、日用雑貨、食料品などさまざまな商品を扱っているお店も多いので、医薬品以外の接客やレジ、品出しも行います。
コンビニエンスストア
最近は鎮痛薬や胃腸薬などを置いてあるコンビニを見かけるようになってきました。
アルバイトやパートでの雇用が多く、レジや品出しなど通常のコンビニ業務を行いながら登録販売者として商品管理や薬を購入するお客様の問い合わせへの対応も行います。
大型スーパー、ホームセンター、家電量販店など
ドラッグストアとは違いスーパーやホームセンターでは薬コーナーのみを担当することが多く、
- 薬についての相談対応、販売
- 品出し、発注、売り場のメンテナンス
など売り場全体の仕事をこなします。
ネット通販会社
最近はAmazonなどのネット通販でも医薬品の取り扱いをしています。
基本的には倉庫勤務で、医薬品を含む倉庫のオペレーション業務を行います。
電話でのお客様からの相談対応なども行います。
店舗管理者の資格が求められることが多いようです。
医薬品の通販会社
電話のオペレーターとしてお客様からの健康相談や薬に対する質問の対応、商品の提案などを行います。
調剤薬局
もちろん調剤業務は行えませんが、医薬品の知識のある登録販売者が求められる場合があります。
薬剤師と協力して、店舗の運営や管理などを行います。
漢方薬局
第2類医薬品に分類される漢方薬の相談対応、販売を行います。
起業する
登録販売者の資格があれば実務経験を積んで、店舗管理者として一般用医薬品の営業許可を取り、小売りや配置薬、卸しなどの会社を起業することができます。
登録販売者に求められるスキル
上記の仕事内容から、登録販売者には主に
- 医薬品に関する知識
- コミュニケーションスキル
が求められます。
健康と医薬品に関する知識
登録販売者は一般用医薬品によって人の健康を手助けする仕事です。
専門家として薬を購入する人からの問い合わせに対応できる豊富な知識が求められます。
コミュニケーションスキル
登録販売者は薬の専門家であるのと同時に接客業でもあるので、コミュニケーションスキルは必須です。
また、薬の正しい服用についての情報提供が行えるように購入者の体調や症状を聞き出すことも大事な仕事です。
間違った服用をしそうな人に対しての注意喚起をする必要もあり、普通のスタッフ以上の高いスキルが必要になってきます。
登録販売者に向いている人の特徴
仕事内容・求められるスキルを加味して、以下3つを満たす人は登録販売者に向いていると言えます。
- 人と接するのが好きな人
- 臨機応変な対応のできる人
- 向上心がある人
人と接するのが好きな人
登録販売者の一番重要な仕事は、薬を購入する人への相談対応と情報提供です。
わかりやすく丁寧な接客対応でお客様とコミュニケーションをとって、薬の正しい服用につなげていかなければなりません。
そのため、人と接することが好きな人は向いていると言えます。
臨機応変な対応のできる人
薬の購入者との話の中から健康状態や必要な薬を判断することが必要になってきます。
また症状の中に重大な病気が隠れている場合もあるので、臨機応変に薬剤師に相談することや、病院に行くことをすすめることも必要になってきます。
向上心がある人
資格取得後もどんどん新しい薬が発売されます。
常に新しい知識を得るために勉強を続けられる人にはぴったりな仕事だと思います。
またスキルアップすることによって仕事へのやりがいを感じることもできるでしょう。
こういう人は登録販売者に向いていないかも
逆に、以下のような人は登録販売者として苦労する可能性があるので、別の資格を検討されたほうがいいかもしれません。
- 人と話すことが苦手な人
- 勉強が嫌いな人
人と話すことが苦手な人
消費者により近い立場で薬についてのアドバイスをするのが登録販売者の仕事。
人が苦手で話が上手くできないという人には不向きかもしれません。
勉強が嫌いな人
資格の取得には勉強が必要ですが、資格取得後も研修を受けたり、常に新しい薬についての勉強を続けなければいけません。
新しい知識を得ることに消極的な人にはできない仕事です。
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