- ビジネス実務法務検定は就職や転職に有利なの?
- 資格をとるなら何級がいいの?
- どういった仕事に活かせる資格なの?
ビジネスパーソンとして知っておきたい法律を学ぶことができるビジネス実務法務検定。
近年注目されはじめている資格の1つなので、資格の取得を目指している方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
一方で、実際に仕事で役に立つのかどうか分からないから取得を迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ビジネス実務法務検定は何級を取得すればどういった仕事に活かせるのかを、実際の求人にもとづいてご紹介しています。
ビジネス実務法務検定は就職・転職に有利?
就職・転職先の企業にもよりますが、ビジネス実務法務検定は就職・転職に有利といえます。
特に法律関連の企業や部署を志望している場合、面接で働きたい意志と一緒にビジネス実務法務検定の取得を伝えれば、意志の強さをより感じてもらえることになり、面接を有利に進めることができるでしょう。
また、実際に求人サイトで“ビジネス実務法務検定”というキーワードを入力して検索すると、ビジネス実務法務検定資格を取得している人を優遇するという企業をいくつか見つけることができる(2020年8月時点)のもこの検定が就職や転職に有利になるということの証です。
しかし、ビジネス実務法務検定は民間資格のため、司法試験や公認会計士などの国家資格とは違って取得すれば直接仕事に繋がる資格というわけではありません。
転職の際はなおさら、資格よりも実務経験の有無や程度が一番の判断材料になることが多く、ビジネス実務法務検定が絶対に有利になるとは言い切れないので注意が必要です。
とは言っても、ビジネス実務法務検定の資格を持っている人と持っていない人が同じ採用面接を受けた場合、やはりビジネス実務法務検定を持っている人の印象が良くなるのは明らかです。
資格を持っていて損するということは絶対にないので、迷っている方はぜひ資格取得を目指すことをおすすめします。
就職・転職するなら何級をとるべき?
就職・転職するのであれば、やはり3級より2級をとっておく方が良いでしょう。
ビジネス実務法務検定には各級の基準が以下のように設定されています。
3級の基準ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律を融資、問題点の発見ができる
2級の基準企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法務知識を有している
上記からも分かるとおり、2級の方がより法律の知識があり、企業でトラブルや相談事があったときには外部専門家との橋渡し役を担うことができる存在のため、3級よりは2級の資格を取得している人の方がより重宝されることは間違いありません。
また、
- 3級の合格率は約7~8割
- 2級の合格率は約4割
と、合格率の面から考えてもやはり2級を取っている人の方が好印象ではないかと思います。
しかし、ビジネス実務法務検定の3級を取得している人を優遇するという求人も実際にある(2020年8月時点)ため、3級であっても就職・転職に活かすことは可能です。
ビジネス実務法務検定が活かせる仕事
ビジネス実務法務検定は会社全般で関わる機会のある法律について学ぶことができる検定のため、どんな仕事でも活かせる資格となっています。
実際にビジネス実務法務検定の受験者の業種は、
- 金融
- 保険業
- 建設業
- 製造業
- 卸売業
- 飲食業
など様々です。
また、部署も限定されず、どういった部署に所属している方であってもビジネス実務法務検定を仕事に活かすことができます。
営業部の方であればビジネス実務法務検定の範囲である企業取引の法務をはじめとして仕事に活かすことができます。
財務・経理部の方であれば債権の管理や回収、それにともなう外部専門家への相談なども仕事に活かすことができるでしょう。
また、法務部の方の場合は営業部と同じく
- 企業取引
- 紛争解決(民事訴訟)
- 弁護士などの外部専門家への相談
でビジネス実務法務検定の内容が役に立ちます。
総務部の方であれば株主総会の運営に活かすことができます。
さらにビジネス実務法務検定は管理職の方も仕事に活かすことができる資格です。
特に部下のリスクマネジメントに有効といえるので、上に立つ立場として取得しておいて損はありません。
人事異動で部署が変わったとしても、ビジネス実務法務検定の知識を持っていればより早く業務になじめることも充分にあるでしょう。
したがって、ビジネス実務法務検定は、まだ希望の職種や業務が決まっていないという方にもおすすめの資格といえます。
こちらのページでビジネス実務法務検定が学べるおすすめの通信講座をご紹介していますので、資格取得に興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。