- 福祉住環境コーディネーターの資格取得までにかかる費用
- 福祉住環境コーディネーターの資格取得までにかかる時間
この記事では、福祉住環境コーディネーターの資格取得までにかかる費用と時間を、私の経験談をもとにまとめています。
これから受験を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。
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福祉住環境コーディネーターの受験料
福祉住環境コーディネーターの受験料は以下の通りです。
級 | 受験料 |
1級 | 11,000円(税込) |
2級 | 6,600円(税込) |
3級 | 4,400円(税込) |
受験する級によって受験料が異なります。
特に1級は、試験がマークシート方式のみではなく記述式もあります。
また、合格率も2級と3級ではかなり差があります。
ちなみに福祉住環境コーディネーター試験受験者の所有資格の受験料は次のようになっています。
資格名 | 受験料 |
一級建築士 | 17,000円+手数料 |
二級建築士 | 18,500円+手数料 |
インテリアコーディネーター | 14,850円 |
宅地建物取引士 | 50,000~80,000円 |
看護師 | 5,400円 |
理学療法士 | 10,100円 |
作業療法士 | 10,100円 |
ケアマネージャー | 6,600~14,400円 |
社会福祉士 | 15,400円 |
介護福祉士 | 15,300円 |
介護職員初任者研修 | 34,500円 |
福祉用具専門相談員 | 39,500円 |
他の検定と比べると福祉住環境コーディネーターの受験料は安価だと言えますね。
受験料以外にかかる費用
福祉住環境コーディネーターの資格を取得するまでには、受験料以外にもお金がかかるので、条件別にまとめてみました。
独学の場合
独学で受験する場合でも、
- テキスト代
- 過去問題集代
- 一問一答集代
などがかかります。
テキスト代は4,000~7,000円ほど、問題集代は1冊1,400~1,650ほどかかりますので、合わせて6,800~10,000円ほどは必要になりますね。
おすすめのテキストや問題集はこちらの記事でご紹介していますので、是非ご覧ください。
通信講座を受講した場合
独学ではなく通信講座を受講する場合は、受講料が必要になります。
当サイトでおすすめしているユーキャンの通信講座の場合、受講料は49,000円(税込)となっています。
ユーキャンの通信講座について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
福祉住環境コーディネーター取得までにかかる時間
私が福祉住環境コーディネーター3級を受けた際に独学で勉強した期間は半年です。
通信講座の標準学習期間も3級を目安とする場合は半年のところが多いです。
しかし、福祉住環境コーディネーター3級と2級のダブル受験の場合は標準学習期間が1年に延びます。
1級は受験者の数が大幅に減少するため経験者の例があまり見当たりませんでした。
年に1度しか1級の試験日がないことや受験者人数が少ないこと、3級や2級と異なり記述問題もあることからもわかるように、長期間勉強したり何度も受験している人もいるのではないかと考えられます。
私が3級を独学で取得した際の勉強方法、また現在2級を受験するために行っている勉強方法はこちらの記事でご紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。
福祉住環境コーディネーターの試験内容
3級は、福祉についての大まかな内容や高齢者・障害者についての学習をします。
2級は、もう少し内容を深く掘り下げ、疾病や障害の名称や段階、症状などを学んだり、相談援助についてや住環境の整備について、福祉用具の種類や活用の仕方などを学びます。
その理由として考えられるもののうち1つが、福祉住環境コーディネーター2級を取得することにより書くことができるようになる「住宅改修理由書」というものです。
住宅改修を行う際に必要となる書類の1つです。
現在本人がどのようなことに困っているのか、現在の動きはどのような感じなのか、どのようにして生活しているのか、誰にどのようのことを手伝ってもらっているのか、住宅改修をすることによってどのような効果が得られるのか、自宅内のどこを住宅改修するのかを記載します。
私自身、2級の勉強をしていると医療の分野や建築の分野はかなり時間がかかります。
福祉用具専門相談員として住宅改修の一連の流れに立ち会ったり、病気や障害ごとに合った福祉用具や住宅改修の特徴を説明・提案をしたり、高齢者や障害者のお客さんと幾度も接しその都度病気のことや障害のことも勉強をしてきましたが、それでもなお時間がかかります。
特に、建築に関して住宅改修の場合は、手すりやスロープを作ったり段差をなくすためなどに必要とされる知識があればある程度良いのですが、福祉住環境コーディネーター2級の勉強は「建築基準法」から学ぶ必要があります。
そして1級は、地域で高齢者・障害者を支えることについてやユニバーサルデザインについて、高齢者に合った住宅はどのようなものかや実際に福祉住環境をどのようにコーディネートしているのかを学びます。
内容も難しくなりマークシートだけでなく記述問題も出題されるようになるのにも関わらず、対象の問題集やテキストが少ないのが特徴です。
また、記述問題では設計図作成などの建築分野の知識が必要となります。
福祉住環境コーディネーター取得には通信講座がおすすめ
福祉住環境コーディネーター取得には、通信講座がおすすめです。
なぜなら、独学する場合はテキスト代や問題集代がかかったりすることや、わからないことがあってもすぐには解決できなかったりし、特に2級の勉強で扱う福祉用具などはイラストのみではわかりにくいためです。
また、学習に時間がかかったり、やる気が起きないときにサボってしまいダラダラとしてしまうというデメリットもあります。
そして、資格スクールに通う場合は、一緒に学ぶ仲間がいるためサボることも少なく、ライバル心も湧きモチベーションアップにも繋がるというメリットはありますが、交通費がかかったり、時間に縛られたりするというデメリットがあります。
しかし、通信講座を受講すれば専用テキスト代や過去問題集代なども受講料に含まれ、尚且つ質問サポートやWebテスト、DVDなどの動画学習、添削なども可能になります。
受講料は高めですが、これらの要素がつくと考えると通信講座を受講することがベストですね。
資格取得までに時間もかかりますし、効率よく資格を取得したい方は通信講座がおすすめです。
おすすめの通信講座はこちらでまとめていますので、あなたに合った講座を見つけてくださいね。