- 福祉住環境コーディネーターの合格率
- 福祉住環境コーディネーター合格に必要な勉強時間
この記事では、福祉住環境コーディネーター資格試験の難易度・合格率を2級・3級別にまとめています。
実際にわたしが3級に合格した時の勉強時間もご紹介していますので、これから受験を検討している方は是非ご覧ください。
福祉住環境コーディネーターの合格基準
合格点 | 70点以上 |
---|---|
方式 | マークシート |
制限時間 | 2時間 |
2級・3級ともに公式テキストに該当する知識と、それを理解した上での応用力が問われます。
どちらもマークシート方式で100点満点とし、制限時間は2時間、70点以上で合格となります。
福祉住環境コーディネーターの合格率
東京商工会議所ホームページによると、近年の福祉住環境コーディネーターの合格率は次のようになっています。
▼3級 | ||
年度 | 合格率 | 受験者 |
2019年 | 58.0% | 10,546人 |
2018年 | 56.0% | 11,009人 |
▼2級 | ||
年度 | 合格率 | 受験者 |
2019年 | 37.7% | 21,512人 |
2018年 | 28.6% | 24,095人 |
直近2年の合格率は、3級が56~58%、2級が28~38%となっています。
受験者の業種内訳を見ると、2級の受験者の多くを建設業や医療業、社会保険・社会福祉などの福祉にかかわる業種の人が多く占めており、学生が少ないです。
反対に、3級受験者の半数以上を高校生・専門学校生・短期大学生・大学生と、学生が多く占めており、建設業や社会保険・社会福祉、医療業などの福祉にかかわる業種の人は少なくなっています。
また、受験者の保有資格を見ると福祉用具専門相談員が一番多く、それに次いで介護福祉士やその前段階ともいわれる介護職員初任者研修の資格所有者が多いです。
そして、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の資格所持者も多いことが見受けられます。
理学療法士や作業療法士の受験は意外と思われる方もいるかもしれません。
理学療法士や作業療法士の福祉住環境コーディネーター受験が多い理由は、「家屋調査」といって、住宅改修を希望する患者さんの退院前に患者さんの家の下見に行き、患者さん本人と家族、ケアマネージャー、福祉用具専門相談員、工事を請け負う人などと一緒に導線確認やどの個所をどのように住宅改修するのかを相談することがあるためです。
理学療法士や作業療法士は、現状の患者さんの動きやリハビリの内容を知っているため、どのような福祉用具を用意し、住宅改修をすれば患者さんが動きやすくなるのかを一番把握しています。
そのようなことから、住宅改修や高齢者、障害者、福祉用具の知識をより深く得るために理学療法士や作業療法士は福祉住環境コーディネーターの資格も受験する方も多いのです。
福祉住環境コーディネーター合格に必要な勉強時間
ユーキャンなどの通信講座によると半年が目安のようですが、一言で半年と言っても、一日に学ぶ量は人それぞれです。
ユーキャンの場合は、郵送されてくるテキストを一日数ページずつ学習していく他、スキマ時間にはサービスの一つである学びオンラインプラスでWebテストをしたり、復習をしたり、質問をしたりできます。
また文章のみではわかりにくいような内容は、テキストに載っている図や副教材についてくるDVDで視覚的に学ぶことができます。
市販のテキストのみでの学習の場合と違い、わからないことをすぐに質問し解決できたり、図が分かりやすかったり、復習をしやすかったりとフォローしてもらえる部分が多い分、通信講座で学ぶ場合の方が合格に必要な勉強時間は少なくなります。
おすすめの通信講座はこちらでご紹介していますので、なるべく短い勉強時間で合格したい方はこちらをご覧ください。
市販のテキストで学習する場合は、困ったことがあってもすべて自分で解決しなければなりません。
また、2級と3級を同時に受験する場合は学習期間が1年間に延びます。
3級と2級の出題範囲は連結しています。
3級は福祉全体に対する学習が多いのに対し、2級は福祉住環境コーディネーターについてや相談援助について、その他3級で学んだ内容をさらに細かく学んでいきます。
疾病や障害について細かく学ぶのも難易度が上がる要因の一つとも言えます。
そのため、3級に比べて2級は学習時間が増えますね。
いきなりダブル受験はハードルが高い!という方は、まずは3級から受験するのがおすすめです。
わたしが独学で3級に合格した時の勉強法はこちらでご紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。