食育の資格

食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いって何?おすすめはどっち?

食への関心が高まり続ける中、常に資格ランキングで上位に入る、「食生活アドバイザー」と「食育アドバイザー」。

この記事では、名前の似ているこのふたつの資格の違いについて詳しく解説していきます。

それぞれおすすめな人の特徴もまとめていますので、どちらの資格を取ろうか迷っている方は是非最後までご覧ください。

食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違い

食生活アドバイザー 食育アドバイザー

食育アドバイザーと食育アドバイザーの違いを簡単にまとめると、

  • 食生活アドバイザー…食と生活のスペシャリスト
  • 食育アドバイザー…食のスペシャリスト

以下で詳しく説明していきますね。

食生活アドバイザーとは?

  • 「食」と「生活」のスペシャリスト
  • 健康的な生活を送るための提案ができる
  • 受験資格はなく、誰でも受けることができる資格

食生活アドバイザーは食生活をトータルにとらえ、健康な生活を送るための提案ができる「生活全般」のスペシャリストです。

具体的な内容は、

  • 心と体の健康づくり
  • 行事と料理などの暮らしの中の食文化と食習慣
  • 栄養表示を読み解くための食品学
  • 食中毒予防の衛生管理
  • 賢い消費者を目指す食マーケット
  • 食を取り巻く消費生活と社会のしくみ

など、食生活に対して、幅広く勉強することができます。

食生活アドバイザーは「一般社団法人 FLAネットワーク協会」が主催する民間資格です。

特に決まった受験資格はなく、誰でも受験することができます。

「一般社団法人 FLAネットワーク協会」が認定しているテキストが発売されているので、独学で勉強し、資格を取得することが可能です。

りあ
りあ
通信講座もあるので、勉強の進め方に不安のある人は通信講座もおすすめですよ。

試験は7月と11月の年に2回、指定の試験会場に行って受験をします。

食育アドバイザーとは?

  • 「食」のスペシャリスト
  • 通信講座のカリキュラム修了した人のみ、在宅受験可能
  • 食育を普及する

食育とは食に関する知識と、バランスの良い食を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

食育アドバイザーは食育に関する正しい知識と、健全な食生活を実践する力を持った、「食」のスペシャリストです。

食育アドバイザーでは、

  • 食育の基礎知識
  • 食品の安全性についての基礎知識
  • 食育活動

を学ぶことができます。

食育アドバイザーは「一般財団法人 日本能力開発推進協会」が認定する民間資格です。

認定機関が指定するカリキュラムを修了した人のみ、受験資格を得ることができます。

カリキュラムはテキストやDVDを見ながら学び、必要な期間は3か月ほど。

カリキュラムを修了した人のみが受験できるので合格率は高いです。

しかも、食育アドバイザーの試験は特定日に行われるものではなく、在宅で受験可能な資格です。

りあ
りあ
仕事のスキマ時間や、子育て中の人でも受験しやすい資格となっています。

さらに、食生活アドバイザーとの違いは、食育アドバイザーは食育の普及と推進を担う重要な役割があります。

こんな人は食生活アドバイザーがおすすめ

マル

食に興味があり、食に関する資格が欲しい人
日々の生活に役立てる資格が欲しい人
食に関する仕事に役立てたい人

食に対する意識が高まっている今、食に関する資格はたくさんありますが、その多くが認定された機関でのカリキュラム修了が必須となっています。

そんな中、食生活アドバイザーは受験資格が必要なく、独学で受けられる資格となります。

3級の合格率は65%と比較的高く、ハードルがあまり高くないので、一番はじめに取得する資格としておすすめです。

りあ
りあ
資格を取得することで自信に繋がり、日々の活力にも繋がりますよね。

私が実際に独学で合格した勉強方法はこちらの記事でご紹介していますので、独学受験を目指す方は参考にしていただければ幸いです。

勉強
食生活アドバイザー資格試験の難易度・独学で合格するための勉強方法食生活アドバイザー3級・2級の難易度と試験日・会場、独学で合格するためのポイントをまとめています。...

また、食生活アドバイザーの知識があれば、家族のために作る食事も栄養面から健康をサポートすることが可能です。

さらに健康面だけでなく、病気と食事の関係性や食中毒などについても学ぶことができるので、予防学としても役立ちます。

今の時点では食生活アドバイザーは、残念ながら就職に有利な資格ではありません。

しかし、食生活に関する幅広い知識があることは、食に関して積極的に勉強しようという姿勢に繋がります。

それは面接時にしっかりアピールできるポイントになります。

こんな人は食育アドバイザーがおすすめ

マル

食に興味があり、確実に資格を取得したい人
ライフステージにあった食事の知識を学びたい人
家庭内だけでなく、周りに発信していきたい人

食育に興味があり、確実に資格を取得したい人は通信講座を利用し、一回で資格を取得しましょう。

独学で勉強し、スケジュール管理する必要のある食生活アドバイザーより確実に資格を取ることが可能です。

ライフステージに合わせた食事の知識が学べるので、小さな子どもがいたり、お年寄りと同居していたりと異なる層の家族の食事を作る必要のある人には、食育アドバイザーがおすすめです。

子どもの成長や家族の健康を考えた、具体的な知識と実践力が身につきます。

また、食育アドバイザーは食育の普及と推進を担う重要な役割があります。

今、食育は国を挙げて推進されています。

SNSなどを活用し、発信するのが好きな方にはぴったりの資格です。

りあ
りあ
おいしそうな食事の写真とともに、正しい知識を一緒に発信することで食育に興味のある人が増えるかもしれませんね。

資格を取得して食生活に活かそう

食生活

以上、食生活アドバイザーと食育アドバイザーの違いをご紹介しました。

もう1度違いをおさらいしておくと、

食生活
アドバイザー
食育
アドバイザー
専門 食と生活
受験資格 なし カリキュラム修了した人のみ
学べること 健康的な生活を送るための提案 食育に関する正しい知識

家族全員が健康で、元気で過ごすために大切な「食」。

がんばって取得した資格を生活に活かし、日々の充実に繋げてくださいね。